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犬の病気

2015年9月28日 月曜日

プードルのかかりやすい病気②

前回、プードルのかかりやすい病気として糖尿病について紹介しましたが、今回は膝蓋骨脱臼という病気について説明していきます。

膝蓋骨脱臼とは、膝のお皿の骨(膝蓋骨)が正常な位置から外れた状態をいいます。

【症状】
◎グレードⅠ
・手で圧迫すると膝蓋骨は脱臼するが、圧迫をやめると正常な位置に戻る
・脱臼のある膝関節を曲げると、その膝を上げる
◎グレードⅡ
・手で圧迫したり、膝関節を屈折させたりすると、膝蓋骨は脱臼する
・手で整復するか、あるいは動物自身が関節を伸ばして脱臼と反対方向へ脛骨を回転させないと、脱臼した膝蓋骨は整復しない
・脱臼のある膝関節を曲げると、その膝を上げる
◎グレードⅢ
・ほとんどの場合、膝蓋骨は脱臼したままである
・膝関節を伸ばすと、手によって膝蓋骨を正常な位置に整復することは可能だが、関節を動かすと再び脱臼する
・動物はかがんだ姿勢をとる
・体重のほとんどを前肢にかけている
・O脚(内反脚)やX脚(外反脚)を示す
◎グレードⅣ
・膝蓋骨は常時脱臼していて、整復することはできない
・動物はかがんだ姿勢をとる
・体重のほとんどを前肢にかけている
・O脚(内反脚)やX脚(外反脚)を示す

グレードⅠ〜Ⅱの場合、若齢らか老齢まで発症時期は様々です。これは、膝蓋骨脱臼の素因を持っていた犬が、何らかの原因(滑ったり、転んだり等)によって発症するケースが多いためで、一度発症すると脱臼が習慣化します。
グレードⅡ〜Ⅲは生後2〜7週ころの発症が多く、グレードⅢ〜Ⅳは生後2〜3週の仔犬が歩行を始めるころ、異常に気づくようです。
歩き方がおかしいと感じたり、何かの拍子に脚を痛がったりする場合は一度受診することをお勧めします。

【治療】
軽度(グレードⅠ〜グレードⅡ)の場合、筋力トレーニングを行うことによって、健康な犬と同等の歩行を得ることも可能です。グレードⅡ〜グレードⅣの場合は、手術による治療が必要になることのほうが多いようです。また、再発する可能性もあるため、手術後も十分な管理が必要です。

【予防】
膝蓋骨脱臼は、交通事故や転落等の後天性原因も挙げられますが、ほとんどの場合が遺伝による先天性のものと考えられます。そのため根本的な予防は難しいですが、悪化を防ぐために次のようなことを気をつけましょう。
・フローリング等にはカーペットを敷くなどして滑りにくくする
・衝撃を和らげるような敷物を用意する(そういった商品も売ってあります)
・脚に負担がかかるような激しい運動は避ける
・適度な運動をさせる

プードルはぴょんぴょんと飛び跳ねるこが多いです。それによって骨・関節を痛める事があります。そうならないように、過剰な動きをさせないような工夫が必要になります。

投稿者 さとう動物病院

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