• 予防接種はこちらへ
  • 皮膚病についてはこちらへ
  • 食事についてはこちらへ

スタッフブログ

2015年3月28日 土曜日

ペットのオーラルケアセミナー

3月12日に、先生の奥さん(獣医師)・中村・山崎の3人でLION主催のペットのオーラルケアセミナーに行ってきましたhappy01

今回のテーマは歯周病です。歯周病は、ワンちゃん、ネコちゃんで最も多くみられる口腔内疾患です。



なかなかこのように頭蓋を並べて見る機会はないですが、、、、犬種によって、こんなに違いがあるんです。パグはびっしり詰まってますね。パグやフレンチ・ブルドッグのような短頭種の犬は、この頭の特徴から、特に呼吸器系の病気も多いし、夏場は熱中症にもなりやすいので、これからの季節、特に注意が必要です。

話がそれましたが。。。。

flair歯周病とはflair
歯をささえる歯周組織に発生する炎症性の疾患。歯の周囲に歯垢・歯石が形成されることに始まり、初期の歯肉炎から、炎症がさらに拡大した歯周炎へと進行する病気の総称です。

歯周病は、歯の問題だけでなく、全身の健康に影響を与えます。

歯周組織が破壊されてしまうため、進行を止めて回復を促す処置を行っても、退縮した歯肉をもとの健康な位置まで戻せないので、予防が大切になってきます。

《歯周病で現れる行動と症状》

   ☆行動☆                 
・頭部をよくふる          
・食餌中にご飯をよくこぼす        
・歯やあごをガチガチならす       
・口の周りがぬれている         
・やわらかい物しか食べない       
・前肢で口をいじる            
・口を床や地面にこすりつける       
                     
   ★症状★
・口臭が強くなる
・唇が腫れている
・前肢に血液やヨダレの跡がある
・食べ物に血液が付着する
・食べる時に痛がる
・歯に歯垢、歯石がついている
・歯肉が赤く腫れている
・歯肉から出血している

《自宅での予防方法》
歯ブラシなどのオーラルケア用品を使用して歯垢・歯石の蓄積を防ぎ歯周病を予防する。

《オーラルケアの仕方》
STEP1:口周りや歯に触られる事に慣れさせる
 ・優しく顔や口周りに触れる→ご褒美
 ・唇をめくり歯や歯茎に触れる→ご褒美
 ・歯茎に沿って奥歯の方へ指を入れる→ご褒美
ポイント 触らせてくれたらご褒美をあげるnote

STEP2:ガーゼやデンタルシートで擦り磨き
 ・湿らせたガーゼやデンタルシートを指に巻き、最初は歯や歯茎にタッチし、慣れてきたらやさしくこすってみる。
  →ご褒美
 ・歯(裏側も)と歯肉をしっかりこする→ご褒美
 奥歯は湾曲した歯並びを指先で感じながら奥まで磨く




ポイント 磨かせてくれたらご褒美をあげるnote

ちなみに、LIONからワンちゃん、ネコちゃん用のデンタルシートが出ています。





STEP3:歯ブラシを使った歯磨き
 ・唇を少しめくり毛先を歯と歯肉の間に軽くあてる→ご褒美
 ・歯ブラシを横に揺らすようにして、前歯を磨く→ご褒美
 ・犬歯、奥歯と1本ずつ丁寧に磨く→ご褒美
 ・奥歯は歯の形に沿って磨く
ポイント 歯ブラシできたらご褒美をあげるnote

《歯磨きの際の注意点》
・無理はしない。
・しっかり磨こうとして押さえつけない
・短時間で終わらせる(嫌がって終わらせると嫌な記憶が残るので、パッとして、次は次回挑戦)
・歯磨きをしている間はやさしく声をかけ続ける
・STEP1からSTEP3まで、少しずつ進めていく
・少しでもできたらご褒美をあげる、褒めるnotes

《歯ブラシの使い方》
・歯ブラシの持ち方・・・・ペングリップ(余計な力が入りにくく、小回りがきき、毛先を細かく動かせるため、歯にきちんとあてられる。細かい振動で磨ける)


             
・ブラッシングの方法・・・・歯と歯肉との境目あたりを前後にゆらすようにして磨く。
歯肉は歯ブラシで軽くマッサージするように。




・歯ブラシの当て方



・歯ブラシの力の入れ方



高齢になると、歯石がたまったり、口臭がしたりと、お口のトラブルが増えてきます。オーラルケアをしても、多少はつくと思いますが、していない場合より、明らかに歯石の量はすくないですし、症状は軽いです。
無理のない程度にチャレンジしてみてはいかがですか?



写真は、セミナーでもらった冊子から引用させていただきました。

                                      山崎 さやか

投稿者 さとう動物病院